標準報酬(給与)月額                                    ページ内TOPへ


 
被保険者(加入員)が受ける給料、賃金の支払いの形態は、月給制、日給制、歩合制などがあります。また、受け取る金額も毎月同額とは限りません。これをそのまま保険給付や保険料・掛金の計算の基礎に使用することは、事務的にも煩雑であり、膨大な事務処理量となります。
 このため、給付の迅速化とともに事務上の便宜を図るため、被保険者(加入員)が実際に受ける給料、賃金などを、いくつかの等級に区分した報酬にあてはめたものを、「標準報酬(給与)月額」といいます。
 基金では、厚生年金保険の「標準報酬月額」を「標準給与月額」と呼んでいます。




標準報酬(給与)の対象となる報酬                            ページ内TOPへ


 報酬とは、事業主が労務の対償として被保険者(加入員)に支払うものすべてのものをさし、金銭・現物の別を問いません。
 金銭で支払われるものでは、基本給(月給、日給など)のほか、残業手当、家族手当、通勤手当などが該当しますが、臨時に支給されるもの(大入袋など)や労務の対償とはいえないもの(見舞金など)は、報酬とはなりません。
 賞与や決算手当などは、年3回までの支給であれば、標準報酬(給与)月額の対象となる報酬にはなりません。しかし、年4回以上賞与等を支給する場合は、標準報酬(給与)月額の対象となり、報酬月額の計算にその月割り額を算入します。

報酬になる金銭
基本給(月給、日給など)、諸手当(残業手当、通勤手当、住宅手当、家族手当、役付手当、勤務地手当、日・宿直手当、勤務手当、能率手当、皆勤手当など)
報酬にならない金銭
大入袋、見舞金、解雇予告手当、退職金、出張旅費、交際費、慶弔費など




現物支給                                           ページ内TOPへ



  ■現物支給は現物給与の価額または時価で換算

 衣服、食事、住居(社宅・寮など)または自社製品などを現物で支給(現物給与)する場合も労務の対償である限り、報酬となります。このとき、衣服は時価換算で、食事・住居は都道府県ごとに定められた現物給与の価額により換算し、報酬額に算入します。
 

報酬になる現物
食券、食事、社宅、寮、衣服(勤務服でないもの)、自社製品、通勤定期券(月額相当分金額)など
報酬にならない現物
制服、作業衣、見舞品、生産施設の一部である住居、記念品など



新:現物給与の価額 (平成27年4月より)

(愛知県)

食事 ※ 住宅 その他
区分 1日当り 1ヶ月当り
150円 4,500円 1人1か月当たりの住宅の利益の額
     (畳1畳につき)
       1,300円
時価
210円 6,300円
240円 7,200円
三食 600円 18,000円



旧:現物給与の価額 (平成27年3月まで)

(愛知県)

食事 ※ 住宅 その他
区分 1日当り 1ヶ月当り
150円 4,500円
1人1か月当たりの住宅の
利益の額
   (畳1畳につき)1,300円
時価
210円 6,300円
230円 6,900円
三食 590円 17,700円


※給食や食券を支給している場合で、一部を被保険者(加入員)本人が負担している場合は、現物給与の価額から本人負担分を差し引いた額が現物給与の額です。ただし、食事の現物給与の価額の3分の2以上を本人が負担している場合は、報酬に算入しません。

詳しくは、日本年金機構のホームページ年金用語集 (「カ行」「現物給与」(全国現物給与価額一覧表) 平成27年4月〜)を参照ください。


標準報酬(給与)月額の決定                                ページ内TOPへ




    ●資格取得時決定・・・・・・・被保険者(加入員)になったとき資格取得届により決められます。
    ●定時決定・・・・・・・・・・・・・毎年7月に提出する算定基礎届により決められます。
    ●随時改定・・・・・・・・・・・・・報酬が大幅に変動したとき月額変更届により改定されます。
    
●産前産後休業終了時改定・・・産前産後休業を終了し職場復帰後、報酬月額が変更になるときに、
                                                産前産後休業終了時報酬月額変更届により改定されます。

    ●育児休業終了時改定・・・育児休業を終了し職場復帰後、報酬月額が変更になるときに、
                                                育児休業終了時報酬月額変更届により改定されます。



標準報酬月額表                                       ページ内TOPへ




標準報酬月額表は、健康保険が1等級(58,000円)から47等級(1,210,000円)まで、厚生年金保険が1等級(98,000円)から30等級(620,000円)に段階的に決められています。

健保等級 厚年等級 標準報酬月額
(千円)
報酬月額 健保等級 厚年等級 標準報酬月額
(千円)
報酬月額
千円以上 千円未満 千円以上 千円未満
1    58 63 25 21 360 350 370
2    68 63 73 26 22 380 370 395
3   78 73 83 27 23 410 395 425
4   88 83 93 28 24 440 425 455
5 1 98 93 101 29 25 470 455 485
6 2 104 101 107 30 26 500 485 515
7 3 110 107 114 31 27 530 515 545
8 4 118 114 122 32 28 560 545 575
9 5 126 122 130 33 29 590 575 605
10 6 134 130 138 34 30 620 605 635
11 7 142 138 146 35   650 635 665
12 8 150 146 155 36   680 665 695
13 9 160 155 165 37   710 695 730
14 10 170 165 175 38   750 730 770
15 11 180 175 185 39   790 770 810
16 12 190 185 195 40   830 810 855
17 13 200 195 210 41   880 855 905
18 14 220 210 230 42   930 905 955
19 15 240 230 250 43   980 955 1005
20 16 260 250 270 44   1030 1005 1055
21 17 280 270 290 45   1090 1055 1115
22 18 300 290 310 46   1150 1115 1175
23 19 320 310 330 47   1210 1175
24 20 340 330 350    




標準賞与額                                       ページ内TOPへ


 
 標準賞与額の対象となる賞与等とは、賞与、ボーナス、期末手当、決算手当などで、被保険者(加入員)の労働の代償として年3回まで支給される金銭や現物をいいます。臨時的に支給される見舞金や大入袋などは、労働の代償ではないため、標準賞与額の対象とはなりません。
 また、賞与等であっても年4回以上支給されるものは給与として取り扱われ、標準報酬月額の対象となります。
 標準賞与額は、実際に支給された賞与等の1,000円未満を切り捨てた額で、被保険者(加入員)ごとに決定します。
 厚生年金保険の標準賞与額は、支給ごとに(同月に2回以上支給されたときは合算する)150万円を超える場合は150万円上限とします。また、健康保険の標準賞与額は、年度の累計額が540万円を超える場合には540万円を上限とします。



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